C Series
Kimura Soap Co.,Ltd.
2017 - Ongoing
かゆいところに手が届く、ニッチな用途のモノだけを取り揃えた掃除用消耗品シリーズ。
「自動製氷機の洗浄剤」や「汚れを取りやすくする襟袖スプレー」など、ニッチな用途のモノだけを取り揃えた掃除用消耗品シリーズの立ち上げを伴走。掃除において細かいところまで綺麗にできる=「かゆいところに手が届くシリーズ」として強みを確立。年々ラインナップを拡大し、現在では約20商品を取り揃える。
Challenge
チグハグな商品。単に“装い”を改めるだけで本当に良いのか?
100年近く続く「木村石鹸」の歴史の中で生み出されてきた、多種多様な製品たち。それらをリデザインできないか?と相談を受けたことをきっかけにプロジェクトが始動。また、製品はいくつも世に出ているはずなのに、企業自体の認知が進まないという課題も抱えており、そうした状況を払拭することにも期待がかかる中、単に“装い”を改めるのではなく、市場でのポジショニングや売り出し方から思案を始めました。
Solution
“装い” を改めるだけでなく、明確な強みを確立することにフォーカス。
様々な用途で使えるような汎用性の高い商品はリデザインの対象に含めず、ニッチな用途のものだけをセレクト・ラインナップし、掃除において細かいところまで綺麗にできる=「かゆいところに手が届くシリーズ」として強みを確立することを提案。リデザイン以前から、課題を抱えながらも売れ続けてきた製品群は、木村石鹸の礎であり、クラフトマンシップの集積であると位置づけ、「KIMURA SOAP’S CRAFTSMANSHIP SINCE 1924」というステートメントを設計、略して「C Series」と名つけました。
Icons
ラインナップの"幅"を予感させるアイコン群。
シリーズ内の製品ひとつひとつを識別するために、アイコンを設計。すべて一筆書きで表現し、一目でラインナップの"幅"を予感できるように、すべてのアイコンを連ねたモーショングラフィックスを制作しました。
Items
使い手の暮らしに馴染むためのシンプルなパッケージ。
頻繁に使うモノだからこそ、使い手の暮らしに上手く馴染むようシンプルな装いで統一。一方で、販売時には、ただシンプルなだけでなく、見つけてもらうための目印が必要とも考え、剥離可能なネイビーのシールを付加。日本パッケージデザイン大賞2019に入選・年鑑日本のパッケージデザインに収録。
Team
Partner : Kimura Soap Co.,Ltd.
Creative direction, planning, design : Takumu Imoto
Product photography : Yoichi Nakamura (Xrossing)