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Maillard|Bowls

Maillard
Experimental Creations / Material, 2017

お菓子のような器 / 食材と実用品の"あいだ"を探る実験

たとえば竹はその成長度合いで食品にも家具にも化けるし、現在生産されているほとんどのチューインガムの主成分はプラスチックです。食品から実用品へ、実用品から食品へ、それぞれの特徴を応用し価値へと転化するアイデアがまだまだ隠れているのでは?と思ったことをきっかけに、実験をスタート。実験の内容は、石粉粘土をベースに、食材に含まれるアミノ化合物等を調合し、成形後、加熱。食材の持つ「焦げる(=メイラード反応)」という特性を実用的な材に発現させるものです。最終的には、まるでお菓子のような表情を持つ器としてカタチを整えました。

Planning, design: Takumu Imoto, Ryosuke Sakamoto [broom inc.]
Photograph: Yusuke Tatsumi [studio WATT]

Maillard|Concept
Maillard|Detail
Maillard|Variation
Maillard|Maillard/carbonization

What's Maillard ?

"メイラード反応"とは食材の中に含まれるアミノ酸と糖が加熱によって結びつき、起こる反応で、「香ばしさ」や「焼き色」の要因です。加熱しすぎると、"炭化"という現象に移り、素材の組成が崩壊していきます。そのことから、器の制作では、焦げないように注意しつつ、まるで料理をしているかのような独特なプロセスを踏みました。

Maillard|Experiment
Maillard|Process

Process

材は、従来の陶芸と同じプロセスで成形できるように調整し、その生産性を保ったまま、表情だけをコントロールしています。性質や機能面では陶芸品に近い一方で、表情はラングドシャクッキーさながらの、まさに"食品と実用品のあいだ"を漂う器となりました。

Maillard|Exhibition

Exhibition

Maillardは、マテリアル実験やクリエイションのプロセスにフォーカスしたプロジェクト"Experimental Creations"にて展示を行い、デザイナーや素材メーカーなどに向けてプレゼンテーションを行いました。