Prototype archives
Unrealized projects
- 2018
新たな表現や視点を探る実験・構想・プロトタイピング。
特定の技術に焦点を当て、これまでになかった活用方法を模索したり、“商品”にまつわる思いつきを軽やかに具現化したりしながら、そこで得た気づきを日頃のクリエイションに還元する試み。
Cake Stool
間伐修正材を三角形に切断し、頂点を合わすように継ぐことで年輪のようなパターンを座に構成したスツール。間伐集成材とは、森林を健全に育てるために間引きをした利用価値の乏しい木々を、人工的に接着材で組み合わせた材です。加工前の間伐材は、細く、曲がりやねじれ等が生じていることから、建築資材や家具への転用には向かず、その多くが処分されるなど、環境問題にも発展しています。そんな間伐材の利用方法の提案として制作。
Tip vase
傾くことで、花の命を知らせる花器。水の自然気化により全体の質量のバランスが変わることを利用し、花器の中の水が減ってくると「コトン」とししおどしのように傾きます。
Mesh pot
網戸が景色を透かす原理を応用したワイヤーメッシュの鉢。一般的にはザルや茶こし等に使用されるステンレスワイヤーメッシュを、黒く塗装し光の反射を抑えることで、ガラスやアクリルでは表現できない、不思議な透明感を生み出した。見た目通り、従来の鉢よりも通気性や水はけに富んでいるため、多肉植物を育てやすい環境をつくりだします。
Others
Team
Planning, design : Takumu Imoto, Ryosuke Sakamoto