
- CLOSET ANIMAL
- アップサイクルプロダクト「CLOSET ANIMAL」の開発
- ハンガーメーカーのCOPACKと共に開発したアップサイクルプロダクト「CLOSET ANIMAL」。コンセプト開発、製品設計、ワークショップの企画等を担当しました。配送時に傷ついたり、塗装にミスがあったり、わけあって販売できなくなったハンガーを、さまざまな動物のスカルプチャーへと再編する試みです。
- 2022 – Ongoing
- PartnerCOPACK
- RolePlanning, Design
- OutputProducts, Workshop, Exhibition
Challenge

- わけあって販売できなくなったB品ハンガーに活路はないか?
- 日常的に長く使える他、末広がりの形が縁起が良いなどの理由から、木製のハンガーを卒業記念品として生徒に贈る学校が増えつつあります。一方で、卒業記念品ということだけあって、その品質基準は高く、ちょっとした傷や塗装ムラなどが原因で販売できなくなってしまうという課題も抱えています。生産したハンガーが誰の手にも渡らず処分を余儀なくされる状況は、コストの面でも、環境保全の面でも、芳しくない。そこでB品ハンガーの活路を拓きたい、と相談を受けたことからプロジェクトがスタートしました。
Solution

- "1本"から"1体"へ。再編するプロセスごと楽しく。
- B品ハンガーを動物のスカルプチャーへと再編することを提案しました。大切にしたことは大きく3つ。1つ目に、必要最低限の工程(と費用)で、製品として「欲しい」を実現し、継続的な取り組みとしての実現性を担保すること。2つ目に、完成された製品ではなく、自分の手で完成させるような体験の中で、この取り組み自体や環境課題について少しでも意識を向けてもらうこと。3つ目に、ハンガー独自の丸みのある造形を活かしたアウトプットとすること。これらを踏まえて「CLOSET ANIMAL」の構想が生まれました。
Outcome

- 「わたしの傑作」は元々B品。
- 東東京を盛り上げるイベント「東東京市 2022 @ 柳橋」に出展。事前に制作したラバ・ゴリラ・ナマケモノの3体をお手本に、参加者が自由に動物をつくるワークショップを開催しました。好みの木片を選んで接着剤でくっつけるだけの簡単なつくりで、子供から大人まで、誰でも楽しみながら動物を生み出すことができ、3日間の会期中に数十体のアニマルが誕生しました。今後はキットとして販売予定・現在準備中。



Animals
- ハンガーの丸みは、生物の丸み。
- ラバ・ゴリラ・ナマケモノの3体を基本形として制作。それぞれ、ちょうど”一本"のB品ハンガーから"一体"を生み出しています。人間の身体の形を模してつくられるハンガー固有の丸みは、動物の形とも親和性が高く、なんとも可愛らしい空気感を醸し出すことができました。

Workshop
- 自分だけのクローゼットアニマル
- つくりたいカタチを想像し、それに合った木片を選び、くっつける。至って簡単なプロセスではありますが、いざ手を動かし始めると、子供も大人も分け隔てなく、ほとんどの方が、1時間ちかく黙々と試行錯誤を行う様子が見受けられました。


Team
Planning, Design: Takumu Imoto, Ryosuke Sakamoto (broom inc.)
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